【体験記】7年越しの子宮筋腫をUAE(子宮動脈塞栓術)で治療するまで

35才で子宮筋腫と診断され、仕事と育児の合間で貧血治療をしてきた実体験をこれから筋腫治療に取り組む人に分かりやすくお伝えします。

UAE(子宮動脈塞栓術)の出来る病院へ

紆余曲折ありましたが、ついにUAE(子宮動脈塞栓術)を行える病院にやってきました。
婦人科を受診してから、MRI検査をして翌週UAE外来を受診。
もうこの時点では、大学病院から処方頂いた飲み薬を飲んでいます。貧血はだいぶ改善されてますが、腹痛が時折ありました。

【結果】すごく丁寧に説明していただき、質問もじっくりできました。

UAEについて】
これまで詳しく記載していないので、抜粋してお伝えしますね。

UAEの正式名称は、子宮動脈塞栓術といい、太ももの付け根の動脈からカテーテルをエックス線で見ながら両側の子宮動脈まで進め、造影剤にまぜた塞栓物質を注入して、筋腫の血流を止める治療です。

UAEができない場合】あくまでこの病院の場合ですので、持病をお持ちの方は問い合わせて下さい。

★ヨード造影剤に対する強いアレルギーがある
★腎臓がかなり悪い
★腹膜炎や子宮内膜炎がある
★緊急時の子宮全摘出を承諾できない
★子宮がんの疑いがある


【リスクについて】
★閉経する場合がある
★出産上の重篤な合併症の報告もある
★エックス線による、卵巣の少量の放射線被爆が生じる
★塞栓ができない(数%)
★塞栓術が成功しても改善されない(約10%)
感染症で全摘出を余儀なくされる(1~2%以下)
★症例報告では5年の経過観察で、約30%が再治療をうける
その他いろいろありました。UAE外来のある病院ホームページで詳しく確認してください。

UAEの利点】
★開腹しないで、脚の付け根の数ミリの傷ですみます。
★だいたい4日程度で退院できる
★部分麻酔なので、手術中経過が見れる
ホルモン剤を使用しない
★貧血でも輸血がいらない
★回復が早い

以上がおおよその説明でした。

資料に金額なども詳しく書いてありました。
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